米 国内生産量グラフ
米 国内生産量(数値)
西暦 | 和暦 | 生産量(千t) |
---|---|---|
2020年 | 令和2年 | 8,145 |
2019年 | 令和1年 | 8,154 |
2018年 | 平成30年 | 8,208 |
2017年 | 平成29年 | 8,324 |
2016年 | 平成28年 | 8,550 |
2015年 | 平成27年 | 8,429 |
2014年 | 平成26年 | 8,628 |
2013年 | 平成25年 | 8,718 |
2012年 | 平成24年 | 8,692 |
2011年 | 平成23年 | 8,566 |
2010年 | 平成22年 | 8,554 |
歴史的背景
日本の米の歴史はとても古く、約2500年前から始まったと言われています。昔の人々は、日本の湿った気候と多くの川や湖を利用して、稲を植えて米を作っていました。この米が大切な食べ物となり、日本の文化や祭り、生活の中心となりました。
また、昔は王や大名が強くなるために、たくさんの米を持っていることが重要でした。だから、土地を持って多くの米を作ることが、力を持っている証とされました。
時が経つにつれて、新しい稲の種類が作られたり、米作りの方法も進化しました。今も、私たちの食生活の中で、米はとても大切な存在として残っています。
生産量
日本での米の生産量、どれくらい作られているか知っていますか?21世紀に入ってから、毎年約800万トンから900万トンの米が作られています。これは、東京ドームが約6000回分の米でいっぱいになるくらいの量です。
でも、この数は実は少しずつ減ってきています。なぜかというと、若い人たちが他の食べ物を好むようになったり、おじいさんやおばあさんがたくさんの田んぼを持っていて、後を継ぐ人が少なくなってきたからです。
政府も、これをとても心配していて、米を作る農家を助けるためのさまざまな方法を考えています。私たちも、おいしい日本の米をこれからも食べ続けるために、どうすればいいか考える必要があります。
生産地域
日本全国で米が作られていますが、特に多くの米が生産されている場所や、その地域ごとの特色について紹介します。
- 新潟県:日本の米どころとして非常に有名です。新潟の「こしひかり」は、その風味と食感で多くの人々に愛されています。雪が多い地域のため、豊富な水源が利用されています。
- 秋田県:ここでは「あきたこまち」という品種が特に有名です。粒が小さくてもちもちとした食感が魅力です。
- 山形県:「つや姫」などの美味しい米が生産されている地域です。山形の米は、甘みが強くて美味しいと評価されています。
- 北海道:涼しい気候と長い日照時間のため、夏の成長期間中にしっかりと育った米が収穫されます。「ななつぼし」や「ゆめぴりか」などの品種が有名です。
これらの地域は、気候や土壌の特性を活かして、それぞれ独特のお米を生産しています。全国各地の米は、それぞれの特色を持っており、日本の食文化の多様性を支えています。
政策
日本の米の生産をサポートするための「政策」って、何をしているのか知っていますか?簡単に説明します。
- 生産調整政策:昔、日本は米をたくさん作りすぎてしまい、価格が下がって困っていました。そこで、政府は「みんな同じくらいしか作らないようにしよう」というルールを作りました。これにより、価格の安定を目指しました。
- 直接支払制度:価格が下がると、農家の収入も下がってしまいます。そこで、政府は農家に直接お金を支援する方法を取り入れました。これにより、農家の所得を守ることを目的としています。
- 食糧自給率の向上: 日本の食べ物の中で、自分たちで作っているものは全部でどれくらいあるか、これを示す数字が「食糧自給率」です。日本はこの数値が低いため、もっと自分たちで食べ物を生産しようという政策を進めています。
これらの政策は、日本の米作りや農家を支えるための大切な取り組みです。これからも、美味しい米が食卓に並ぶために、政府と農家が一緒に頑張ってくれています。
問題点
日本の米作りには、いくつかの問題点があります。ポイントを3つ紹介します。
- 後継者不足:農家の多くは高齢化していて、次に続けてくれる若い人が少ないんです。これが続くと、将来的に米を作る人が減ってしまう恐れがあります。
- 耕作放棄地の増加:田んぼや畑を耕すことをやめてしまう場所が増えています。これは、手間がかかるから、または農家をやめる人が増えるからなんです。その結果、有効に土地を使えなくなることが問題になっています。
- 安い輸入米の流入:海外からの安い米が日本にたくさん入ってくると、日本の米の価格が安くなりすぎて、農家の収入が下がってしまいます。それで、日本の米作りが難しくなってくるんです。
これらの問題を解決するためには、農業をもっと魅力的にしたり、新しい技術を取り入れたりする必要があります。日本のおいしい米を守るために、これからの取り組みが大切です。
品種
日本の米にはさまざまな品種があります。品種とは、米の「種類」のことを指します。主な品種をいくつか紹介します。
- こしひかり:これは日本で最も人気のある品種です。新潟や関東地方など、多くの場所で作られています。ふっくらとして、甘みが強いのが特徴です。
- あきたこまち:秋田県を中心に生産されている品種で、もちもちとした食感が好評です。
- つや姫:山形県で主に作られる米で、名前の通り、つやつやとした外見と、まろやかな甘みが特徴です。
- ななつぼし:北海道でよく作られている品種で、さっぱりとした味わいが魅力です。
- ゆめぴりか:これも北海道の品種で、なめらかな食感とバランスの良い味が特徴です。
それぞれの品種は、その土地の気候や土壌に合わせて育てられています。だから、各地の米には独特の風味や特色があります。日本のおいしい米を選ぶときには、これらの品種の特徴を知ると、更に楽しめると思います!